iPhone Xは「Lightning端子廃止、ワイヤレス充電のみ」の計画だった!?

iPhone X ワイヤレス充電

iPhone X ワイヤレス充電
 
Appleはワイヤレスを自社製品全体の大きなテーマとしており、その一環としてiPhone8/8 PlusiPhone Xワイヤレス充電に対応させました。しかし実際の計画はもっと過激だったようで、iPhone XについてはLightning端子を廃止し、ワイヤレス充電のみに対応する計画を持っていたとBloombergが報じています。

ワイヤレスの未来を創り出す

Bloombergの記事によると、AppleはiPhoneから物理ボタンと外部ポートを取り除く方針を持ち続けています。実際、iPhone7からホームボタンは物理的なボタンではなくなり、またiPhone Xではそのホームボタンすらなくなりました。Appleの製品設計責任者であるジョナサン・アイブ氏はiPhoneを一枚のシートのようにすることが最終目標だとしています。
 
ワイヤレス
 
また同氏はワイヤレスの未来を創り出すという野望も常に語っています。この設計思想は12インチMacBookにも反映されており、外部ポートを極力減らした製品に繋がっています。また周辺機器との優先接続を最大限に減らすという意味でAirDropやiCloudといった機能・サービスにもこの思想が反映されています。そのためiPhone XでLightning端子廃止が検討されていたというのは驚くことではありません。

価格がネックに

ただワイヤレス充電のみに対応となれば、ただでさえ高価なiPhone Xにワイヤレス充電器を付属させる必要が生じ、販売価格がさらに高くなったと考えられます。またワイヤレス充電もiPhone X発売当初は5Wまでしか対応しておらず、この充電速度だとユーザーは満足できなかったと考えられます。
 
これらの事情によりiPhone XからLightning端子が取り除かれることはなかったようですが、Appleはいつの日か、ワイヤレス充電オンリーのiPhoneを発売するでしょう。それが1年後か2年後か、それとももっと先かはわかりませんが、Appleの方針などを考慮すればその日が訪れる可能性は非常に高いと予想されます。
 
 
Source:Bloomberg via MacRumors
(KAZ)

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