AppleのクックCEO、従業員評価ランキングで96位に〜2年連続の大幅ダウン
求人情報検索サイトを運営するGlassdoorが毎年まとめている、従業員の匿名評価によるランキング「100 Highest-Rated CEOs(評価の高いCEOトップ100)」において、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)が昨年から43位順位を下げ、96位となったことがわかりました。
8位から96位へ
クックCEOは、2016年には8位だったのが、昨年は53位へと転落しており、2年連続で大幅に順位を下げたことになります。また今年の43位落ちは、100位内に名を連ねているCEOのうち、もっとも大きな下落です。
2年前に比べ大幅に順位を落としたとはいえ、従業員によるクックCEOの支持率は91%です。ちなみに2017年は93%、2016年は96%でした。
Glassdoorで評価対象となっているすべての企業のCEOの平均支持率が67%であることを考えると、クックCEOを含むトップ100人の支持率がいかに高いかがわかります。
なぜ大幅に順位が落ちたのか
GlassdoorはBusiness Insiderに対し、Appleの従業員が不満に感じている点として、「秘密主義」「高いストレス」「指示系統が厳格」の3つを挙げています。
しかし以上の3つの点は今に始まったことではなく、昔からAppleのカルチャーとして長く存在しているもので、突如大きな不満の種になるとも思えません。
また従業員の多くはAppleで働く利点として、人間関係、福利厚生、環境の良さを挙げています。
そしてAppleの場合、オフィスで働く従業員数をApple Storeで働く従業員数が上回っているため、コメントの多くは小売関係のものであることに注意すべきだと、9to5Macは指摘しています。
Source:Glassdoor via 9to5Mac,Business Insider
(lunatic)