折りたたみ可能な次世代パネル、18年よりシェアを急速拡大見込み

次世代スマートフォンのスタンダードとも言われる「折りたたみ可能なスマートフォン」は、2018年より登場を始め、その後の数年で急速に市場を拡大していく見通しであると考えられています。
Samsungが2018年には量産開始へ
折りたたみ可能なスマートフォンに用いられるディスプレイは、折りたたみ型アクティブマトリクス有機EL(AMOLED)です。すでに市場に出回っているフレキシブル型AMOLEDをさらに進化させたもので、折りたたみ型はより柔軟な構造を持つため、採用することでスマートフォンのデザイン幅が大きく広がります。
調査企業IHS Markitは、2018年中にはSamsungが折りたたみ型AMOLEDの量産を開始し、年末までには同ディスプレイを搭載した次世代スマートフォン「Galaxy X」を発表すると見ています。
Samsung以外には、BOEやAUOといった企業の名前が挙がっており、いずれも曲げ半径数mmで、故障なしで100,000~1,500,000回は折りたたみが可能なパネルを開発しているようです。
2021年には6%のシェアに
また、スマートフォンベンダー側の方でも、Huaweiが折りたたみ可能なスマートフォンを開発中とする報道が出ているほか、Appleも2020年までにはリリースするのではないか、とする観測も以前より浮上しています。
こうした流れを背景に、AMOLEDパネルの市場は2018年には0.001%のシェアにとどまるものの、2021年には6%を占めることになるだろう、とIHS Markitは予測しています。
Source:IHS Markit
Photo:iDropNews
(kihachi)