iPhone X Plusと思わしき端末からのアクセスが確認される

KGI証券 2018年 iPhone

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次世代iPhoneとされる3つのモデルのうち、iPhone X Plus(仮称)は、6.5インチの有機EL(OLED)のディスプレイを採用すると言われています。そうした見方を裏付けるかのように、iOS12を搭載した「謎の端末」から、海外メディアにアクセスの形跡があったことが分かりました。

既存のモデルにはない解像度

ニュースサイトBGRによると、WWDC前までにiOS12搭載端末から数百ものアクセスが同サイトにあり、なかでも414 x 896ポイントの解像度を持つ見慣れない端末から、5月に2度のアクセスがあったそうです。
 
iphone x plus 6.5インチ 
 
言うまでもなく、5月の時点では正式にiOS12が発表されていないので、この時点で関係者からのアクセスだということが分かりますが、より興味深いのは414 x 896ポイントという解像度です。
 
BGRが公開した図を確認すると、横幅を示す414ポイントは、iPhone7 Plus/8 Plusと一致するものの、縦幅896ポイントという数値は、これまでのPlusの736ポイントよりも大きくなっています。
 
iphone x plus 6.5インチ 

ノッチを搭載したPlusサイズの端末か

しかし、これこそがiPhone X Plusの登場を裏打ちする鍵となります。
 
なぜならば、昨年発表されたiPhone Xは、横幅こそ4.7インチのiPhone6/7/8と同じ375ポイントである一方、縦幅はノッチ(切り欠き)領域があるため、145ポイント長い812ポイントとなっているからです。
 
iphone x plus 6.5インチ 
 
このノッチ領域を含むiPhone Xの解像度が375 x 812ポイントなので、同端末のアスペクト比(縦幅と横幅の比率)は812/375≒2.165と算出されます。そして、今回アクセスのあった未確認端末の解像度である414 x 896ポイントからアスペクト比を計算すると、896/414≒2.164となり、iPhone Xの比率にほぼ一致することになります。
 
このことから、BGRに2度のアクセス記録があった未確認端末は、iPhone Xと同じくノッチ領域を有している公算が非常に大きいことが分かります。さらに、未確認端末の横幅414ポイントは、先述したようにiPhone7 Plus/8 Plusと一致することから、同端末もPlusモデルであると考えるのが適切でしょう。
 
こうした想定を踏まえ、BGRはこの端末が「iPhone XのPlusモデル≒iPhone X Plus」であると結論づけています。
 
また、iPhone7 Plus/8 Plusの実態スケールファクター(Native Scale Factor)が2.608であることから(UIKit上のスケールファクターは、2.608ではなく3.0=3倍スケーリングとなる)、iPhone X Plusであるとすれば、実際のピクセル解像度はおよそ1,080 x 2,336ピクセル(414*2.608 x 896*2.608)になるだろう、とも同サイトは述べています。
 
なお、iPhone X Plusは6.5インチであることが濃厚ではあるものの、実際にはiPhone Xのようにベゼルが細いことや、全面ディスプレイを採用していることなどから、本体サイズはiPhone8 Plusと同程度になると考えられています。
 
 
Source:BGR
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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