MacBook Proだけじゃない?Apple Watchでも集団訴訟

AppleがApple Watchのスクリーンの「欠陥」を理由に、集団訴訟を起こされていることがわかりました。
スクリーンが割れるなどの不具合が発生
Appleは現在、MacBook Proのバタフライ式キーボードに設計上の問題があるとして、米国内で最低でも3件の集団訴訟に直面しています。しかしApple Watch関連でも、集団訴訟が起きているようです。
米メディアPatently Appleによると、米コロラド州在住のケネス・シアカ氏が現地時間6月4日、カリフォルニア州サンノゼでAppleを相手取り、500万ドルの損害賠償を求める集団訴訟を起こしました。原告側はApple WatchのSeries 0(第1世代)からSeries 3までと、全モデルで問題が起きていると訴えています。
問題の内容は共通しており、いずれもApple Watchの取り扱いに問題がなかったにも関わらず、購入後数週間、場合によっては数日で、スクリーンにひびが入る、割れる、本体から外れるといったトラブルが生じたと主張しています。
さらに原告側は、Appleは販売開始以前からApple Watchに欠陥があることを認識していた可能性があること、また一部の消費者がSeries 0〜3の発売直後からスクリーンの問題をAppleに対し訴えていたにも関わらず、Appleが欠陥として正式に認めていないことを問題視しています。
バッテリー膨張問題が影響している可能性も
AppleはApple Watch Series 0については、バッテリーの膨張と、裏ぶたが外れる不具合を認識しており、購入日から3年間の無償修理(通常は1年)を提供しています。バッテリーの膨張については、のちにSeries 2でも同様の問題が発生、無償での修理に応じていました。
スクリーンの割れや不具合については、これまでAppleからの正式な報告はありません。しかし米メディア9to5Macは、バッテリーの膨張が影響している可能性もあると指摘しています。
Source:Patently Apple via 9to5Mac
Photo:BMACadelic/YouTube
(lunatic)