iOS12では2台のiPhoneが直接通信するAR対戦が可能に?

現地時間6月4日から開催される世界開発者会議(WWDC 18)での発表が確実視されるiOS12では、AR(拡張現実)アプリで、2台のiPhoneどうしが直接通信して対戦ゲームを楽しめるようになる、とReutersが報じています。
Googleとは異なるAppleの手法
Appleは、ユーザーのプライバシーを重視する姿勢を取るため、ユーザーどうしがAR空間で対戦する場合、ユーザーの環境情報をクラウドに送信せず、iPhoneどうしでの直接通信によって実現する方針だ、と複数の事情に詳しい関係者から得た情報としてReutersが報じています。
一方のGoogleは、ARアプリでユーザーが対戦する場合などは、ユーザー情報をクラウドに送信させることでユーザー間の動作情報を連携させる手法を取っています。
ただし、Appleの方式について具体的な手法や、3人以上のプレーヤーが参加した対戦などができるのか、といった詳細については不明とのことです。
WWDC 18での発表内容はソフトウェア中心?
WWDC 18では「ARKit 2.0」が発表され、ユーザーどうしがAR空間の中で対戦可能になる、との予測をBloombergのマーク・ガーマン記者が発表しています。
同記者は、WWDC 18で顔認証搭載のiPad Proや新型MacBook Pro、新デザインのApple Watchといったハードウェアは搭載されず、iOS12などソフトウェア中心の発表になるだろう、と述べています。
このほか、長年のAppleウォッチャーとして知られるジーン・ミュンスター氏は、WWDC 18での発表はソフトウェアが中心となり、唯一発表されるハードウェアはHomePodの低価格モデルだろう、と予測しています。
Source:Reuters
(hato)