iPhone、今秋新モデル発売後18カ月で3億5,000万台売れる?アナリスト予測

KGI証券 2018年 iPhone

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この秋、3モデル展開と見込まれる新iPhoneの発売により、Appleは再び「スーパーサイクル」を迎えるとの予測を、アナリストが明らかにしています。

新モデル発売後3億5,000万台売れる?

GBH Insightsのアナリスト、ダニエル・アイブス氏は、新しい3モデルのiPhoneのリリースにより、iPhone買い替えの大きな波が来ると見ています。同氏によれば、新モデル発売後12〜18カ月のiPhone売上は、3億5,000万台に達する可能性があるとのことです。
 
現行のiPhoneの直近の四半期における平均販売価格728.30ドル(約7.9万円)で計算すると、3億5,000万台が売れれば2,500億ドル(約27.2兆円)以上の売上をAppleにもたらします。ただし新モデルの投入で、平均販売価格は若干下がる可能性がある、とアイブス氏は予測しています。

過去6年では1年で3億5,000万台の販売実績はない


 
しかし米メディアAppleInsiderが、過去6年間のAppleのiPhone売上データをまとめたところ、1年間(12カ月)では3億5,000万台どころか、3億台を売り上げた記録もないことがわかりました。期間を18カ月に延ばせばかなり近づくものの、それでも3億5,000万台には及びません。
 
3億5,000万台を達成するかどうかは、iPhoneユーザーの買い替え動向にも大きく左右されます。Loup Venturesが今年3月に実施した調査によれば、今年買い換える予定だと回答したのは、現在iPhoneを所有する人の22%でした。モデル展開についてはアイブス氏も、新iPhoneは現行のiPhone Xと同じ5.8インチおよび大型の6.5インチ有機EL(OLED)搭載モデルと、LCD搭載モデルの3機種になると予想しています。
 
また来週月曜日に開幕する世界開発者会議(WWDC 18)はソフトウェアの発表が中心になるものの、iPhone SE 2が発表される可能性もある、とアイブス氏は述べています。

 
 
Source:AppleInsider
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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