Amazon Alexa、会話を勝手に記録してアドレス帳の登録者に送信

    Amazon Echo

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    家庭内のごく私的な会話をスマートスピーカーが勝手に記録、その内容をアドレス帳に登録されている相手にランダムに送信するという、驚きの事件が発生しました。

    私的な会話を勝手に送信!

    米オレゴン州ポートランド在住のダニエルさん一家は、Amazonの音声アシスタントAlexaを搭載したスマートスピーカーEchoを各部屋に設置し、冷暖房、照明、セキュリティシステムの制御を行なっています。
     
    5月中旬のことです。ダニエルさんの夫の会社の従業員からあせった声で電話がかかってきました。「大至急、Alexaデバイスのコンセントを抜いて!ハッキングされている」
     
    最初は信じられなかったダニエルさん夫妻ですが、電話の相手が「そこに座ってフローリングの話をしていたでしょ」と、これまで夫婦で交わしていた会話の内容を語るのを聞き、相手が事実を話していることがわかりました。280キロも離れたシアトルに住む彼女が、会話に聞き耳を立てられるわけがないからです。
     
    ダニエルさんは即座にすべてのAmazon Echoのコンセントを抜き、Amazonに連絡しました。

    非常に珍しいケースとの説明だが…

    Amazonが調査した結果、確かにAlexaが会話の内容を記録し、ランダムな相手に送信していたことがわかりました。ただしシアトルの地元メディアKiro7は、Alexaがどういった形で音声を送信したのかについては触れていません。
     
    Amazonはダニエルさんの問い合わせに対し、Alexaは会話を「推測しただけ」と説明(つまり録音したわけではない)、以下のように謝罪しています。
     

    Amazonはプライバシーを非常に重く受け止めています。調査の結果、今回の一件は非常に珍しいケースであると判断しました。今後同様のことが起こらぬよう、対処する所存です。

     
    Alexaといえば、今年3月にはいきなり高笑いを始めるという不気味な現象が報告されています。
     
    今回の事件が本当に珍しいケースなのか、ほかにも同様の事件が起きていないのか、またAlexa以外のスマートスピーカーでは似たような事例の報告はないのかが気になります。
     
     
    Source:Kiro7 via MacRumors
    (lunatic)

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