iPhone組み立てのFoxconn工場、新モデル生産に向けトレーニング開始

foxconn フリー素材 flickr

foxconn フリー素材 flickr
 
iPhone XIシリーズとも呼ばれる次世代iPhoneの生産に向け、組み立てを請け負うFoxconnの中国工場が準備を開始しました。7月終了を目処に従業員のトレーニングが行われます。

早くもトレーニングを開始

iPhone組み立てを請け負うサプライヤーは、Foxconn、Pegatron、Wistronの3社ですが、中でもFoxconnは毎年のように数万人がかりで、大規模な生産を担当することで知られる“代表格”です。
 
台湾メディアの経済日報によると、今回早くも準備を始めたのは、中国山西省にある太原工場です。同工場では200人以上が7月から始まる本格的な量産に向けて、安全に業務を行うための5段階のトレーニング「烽火行動」に参加したと報じられています。また、巨大な工場が位置する鄭州や深圳でも同様のプログラムが開始されるとのことです。
 
Foxconnの太原工場と言えば、2012年にiPhone5生産に携わる従業員2,000人が暴動を起こし、5,000人の警察官が鎮圧のために出動したという過去を持ついわくつきの工場です。毎年のように労働環境が注目を集めるだけでなく、太原工場だけでもピーク時で50,000人以上が働くとあって、安全な業務進行を気にかけるのは自然な流れでしょう。

Foxconnは今年も最上位モデル担当?

9月にリリース見通しの次世代iPhone XIシリーズは、6.1インチの液晶ディスプレイ(LCD)搭載モデル、5.8インチの有機EL(OLED)ディスプレイ搭載モデル、6.5インチのOLED搭載モデルの3種類が登場すると言われています。
 
FoxconnがこのうちどのiPhoneを担当するかは分かっていませんが、昨年iPhone X、iPhone8/8 Plusが登場したときには、最上位モデルであるiPhone Xを主に担当していたことから、今年も6.5インチのOLED搭載モデル(iPhone XI Plus)ではないか、と考えられます。
 
 
Source:経済日報
Photo:Flickr
(kihachi)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

特集

目次