ZTEが企業運営を停止、アメリカ企業との取引禁止が原因

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    中国ベンダーZTEは9日、工場などの主な営業活動を停止したと発表しました。先月、米トランプ政権はアメリカ企業に対し、ZTEに今後7年間ハードウェアとソフトウェアを含むいっさいの技術を販売しないよう命じたばかりです。

    アメリカ企業の技術なしでは営業は不可能

    ZTEがアメリカの北朝鮮とイランへの経済制裁を破る形で、アメリカ企業の技術が使用されたデバイスを両国に向けて出荷した問題を受けて、米商務省はアメリカ企業に対しZTEに技術を販売しないよう通達しました。
     
    チップメーカーのQualcommなど、ZTEは自社スマートフォンの製作に関してアメリカ企業に大きく依存していましたが、アメリカ企業との取引禁止により、今後の営業が困難になったとみられています。
     
    ZTEは160カ国に74,000人の従業員を抱えており、昨年は170億ドル(約1.86兆円)の収益を上げ、7億ドル(約768億円)の利益を生み出しました。
     
    最近では折りたたみスマートフォンなどで注目を集めたZTEでしたが、企業運営の停止により、ライバル会社にチャンスが訪れているようです。
     
    アメリカのスマートフォン市場の10%を占め、4位につけていたZTEが撤退することで、Lenovo、Motorola、Samsung、LGなどの企業は大きな利益を得ることになりそうです。
     
     
    Source:Forbes
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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