第1四半期におけるiPadの市場シェアが久々の増加に

ipad pro
 
2018年第1四半期(1−3月)の世界タブレット市場に占めるAppleのiPadのシェアが28.8%となり、第1四半期のみで見ると数年ぶりにプラスに転じたことがわかりました。

久々にプラスに転じた市場シェアの伸び率

Appleは先日の四半期業績発表において、2018年1−3月期に910万台のiPadを販売したことを明らかにしました。調査会社IDCによれば、iPadのタブレット市場におけるシェアは2013年第1四半期(以下すべて第1四半期)の40.2%から、2014年は32.7%、2015年は26.8%、2016年は25.9%、2017年は24.9%と縮小の一途をたどってきました。
 
従って2018年第1四半期は、Appleとしては久しぶりにシェアを増やしたことになります。

タブレット出荷台数は11.7%減に

IDCによると、同四半期の世界全体でのタブレット出荷台数は3,170万台で、前年同期の3,580万台から11.7%減少しています。
 
2位のSamsungは、出荷台数は600万台から530万台へと11.4%減となったものの、全体の出荷台数が減ったため、市場シェアは16.7%を維持しました。
 
もっとも大きな躍進を見せたのがHuaweiで、2018年第1四半期のタブレット出荷台数は320万台と、前年同期の280万台から13%増加しました。上位5ベンダーのうち、2桁成長を記録したのは同社のみです。
 
IDCの調べでは、Amazonの2018年第1四半期におけるタブレット出荷台数は110万台で、前年同期の220万台から半分近くまで激減しています。しかし調査会社Strategy Analyticsは、同じ第1四半期にAmazonは280万台出荷したと見積もっており、両社の数字にはかなりの開きがあります。
 

WWDC 18で11インチiPad Proが発表される?

Appleは3月末にアメリカ・シカゴで開催したイベントで、特に教育市場をターゲットとした第6世代9.7インチiPadを発表しました。この新型iPadの売上が反映されるのは第2四半期(4−6月)となりそうです。
 
新型iPadについては、6月4日〜8日開催の世界開発者会議(WWDC 18)で、11インチのiPad Proが発表されるとの情報も報じられています。

 
 
Source:MacRumors,IDC,Strategy Analytics
(lunatic)

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