Appleの再生可能エネルギー100%での施設運営を実現させた立役者が退社


     
    Appleグローバル・エネルギー・チームリーダーを務めたマイク・ペトゥホフ氏が、同社を離れ、電気モーター企業Software Motor Company(SMC)に加わったことがわかりました。ペトゥホフ氏は、新タイプの電気モーター事業に取り組むとみられています。

    大きな功績を成し遂げた人物が退社

    Apple再生可能エネルギー100%での自社施設の運営達成に大きく貢献したペトゥホフ氏が、SMCのビジネス開発部門のヴァイス・プレジデントとして同社に加わったことが明らかになりました。
     
    ペトゥホフ氏がいつAppleを退社し、SMCに入社したかははっきりとしていません。同氏のLinkedInプロフィールによれば、ペトゥホフ氏はAppleのグローバル・エネルギーリーダーを2010年5月から2017年12月まで務め上げた後、今年の1月にSMCの現在の職に就いた模様です。
     
    Appleにおいてペトゥホフ氏は、Apple Storeなどの小売店や、本社を含むすべての自社施設を100%再生可能エネルギーで運営する、ゼロカーボンフットプリント計画のデザインと実装の責任を担いました。Appleインフラのエネルギー費用の削減や、政府組織との協働だけでなく、電力会社との契約を取りまとめたり、エネルギープログラムを起ち上げ、エネルギーとカーボン算出プログラムの開発を行ないました。
     
    ペトゥホフ氏の努力は特にApple新キャンパスのApple Parkに集約されているといわれています。100%再生可能エネルギーで運営される本社では、オンサイトの太陽光発電、グリッドベースの太陽光発電、オンサイトの燃料セル、バッテリー、マイクログリッドシステムなどが取り入れられています。
     
    再生可能エネルギーに多額の投資を行なってきたAppleは、米環境保護庁(EPA)による、電力事業者を対象とする二酸化炭素排出削減政策クリーンパラープラン(CPP)の廃止計画にも断固として反対しています。
     
     
    Source:AppleInsider
    (lexi)

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    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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