Facebook上で盗まれた個人情報が何年間も売買されていた

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    多くの人々の個人情報がサイバー犯罪者によってFacebook上に投稿され、何年もの間売買されていたことがわかりました。

    個人情報がFacebook上で売買

    数十人分の社会保障番号、住所、電話番号、クレジットカード番号などの個人情報が、Facebook上で売買されていたとMotherboardが報じています。同メディアがFacebookにこの事実を告げるまで、数年に渡り放置されていたようです。
     
    現地時間4月24日の時点で、社会保障番号を含む個人データを売るという広告が数十件掲載されていました。探すのは簡単で、Google検索をかければ誰でも見つけることができます。
     
    投稿のほとんどは、犯罪者が個人情報を売るために掲載した広告であり、「Facebook利用者でない人も含むすべての人」に「公開」する設定になっていました。しかもこれら広告のなかには、数年前に投稿されたものもあったとのことです。

    放置は「怠慢でしかない」

    デジタルセキュリティの専門家であるマット・ミッチェル氏は、Facebookにとってこれらの広告を削除、また投稿を阻止するのは「簡単なはずだ」と指摘。放置していたのは「怠慢でしかない」と批判しています。
     
    Motherboardは、Facebookに投稿されていたこれら個人情報の一部は確かに本物のようだったと記しています。同メディアは6人の被害者に電話をし、直接話すことはできなかったものの留守番電話のメッセージから、一部の被害者の氏名がFacebookに掲載されていたものと一致した、と述べています。

    Facebookのコメント

    Motherboardは24日、Google検索結果のスクリーンショットを添えて、Facebookにコメントを求めました。記事公開時点では返答はありませんでしたが、個人情報売買をうたった広告の一部が削除されているのを確認できたとしています。また記事公開後、以下のような返信があったとのことです。

     

    私たちはアカウントの安全と個人情報の保護に懸命に努めています。Facebookでは、社会保障番号やクレジットカード情報などを含む投稿は禁じられており、見つけ次第削除しています。改善の努力は絶えず続けており、コミュニティにはFacebookにあるべきでない情報を見つけた場合、すぐに対処できるよう報告して下さいとお願いしています。

     
    Facebookは最大8,700万人のユーザーデータを不正流用したとして、現在その対応に追われています。

     
     
    Source:Motherboard
    (lunatic)

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