クックCEO、今もMacとiPadの融合には否定的

MacBook TOUCH

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Appleの最高経営責任者(CEO)であるティム・クック氏は、繰り返し浮上しているMacとiPadを融合するという案には、現在も否定的であるようです。

ユーザーはMacとiPadの融合を求めていない

米メディアMacRumorsによると、3月に米シカゴの公立学校で行われたスペシャル・イベントにおいて、クックCEOはThe Sydney Morning Heraldのピーター・ウェルズ記者に次のように語ったそうです。
 

一方のためにもう一方を縮小するようなやり方がいいとは思えない。両方が素晴らしいのは、それぞれが得意な部分を生かせるようにしているからだ。2つを融合すれば、トレードオフと妥協が生じる。
 
企業としてはより効率が上がるかも知れないが、それは重要なことではない。大切なのは人々が世界を変え、情熱を表現し、創造性を発揮するための道具を提供することだ。一部の人々がこだわっているこの融合が、ユーザーが求めているものだとは思えない。

 
またクックCEOは、職場では通常Macを使っているものの、家や旅行の際にはiPadを愛用しているとの発言を繰り返したそうです。

アプリはiOSとmacOSの両方で動作可能になる?

クックCEOは2015年に、アイルランドのメディア「Independent」のインタビューでも、MaciPadの融合型製品には興味がない」と断言しています。それから約1年半が経過した現在も、考え方は変わっていないということでしょう。
 
ただしiOSとmacOSについては、開発者が年内には、その両方で動作するアプリを開発可能になると報じられています。
 
 
Source:MacRumors
Photo:Tommaso Gecchelin
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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