材料費100円!Macをタッチスクリーン化する技術が開発される

    Project Sistine

    Project Sistine
     
    Appleは以前からMacタッチスクリーンを搭載しない方針を明言していますが、わずか100円程度の材料費でMacでタッチ操作が可能になるプロジェクト「Sistine」が発表されました。

    MITの大学院生らのグループ、Macをタッチスクリーンに

    Appleは、Macタッチスクリーンは搭載しない方針を繰り返し強調していますが、ユーザーの中には、Macでもタッチ操作をしたいと望む声もあります。以前、MacBook Airをタッチ操作可能にするデバイスが発売され、話題を集めています。

     
    米マサチューセッツ工科大学(MIT)の大学院生、アニシュ・アサリー氏らの研究グループは、小さな鏡、厚紙、ドアヒンジと糊という身近な材料でMacをタッチ操作可能にする技術を発表しました。
     
    Project Sistine
     
    製作に必要な材料費は、わずか1ドル(約106円)とのことです。

    画面に触れた時の指の反射を利用

    その方法は、以下のようなものです。
     
    Project Sistine
     

    • 「指が画面の近くにある状態」と違い「指が画面に触れている状態」では、画面の表面に指が反射します。
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    • 画面上部に取り付けた鏡の角度を調節して、画面表面をWebカメラで撮影します。
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    • 指が反射している部分を検出し、画面上端からの距離を測定することで指が画面をタッチしている位置を推定し、マウスと同様の情報をMacに入力します。

     

    こう書くと簡単そうですが、現在はまだ開発段階であり、操作を認識できるのは画面の一部に限られます。
     
    今後は曲面鏡を使い、開発に使っている480pよりも高い解像度のカメラを使うことで、画面全体をより高精度に認識できるようになる見込み、とのことです。

     
     
    Source:Project Sistine via 9to5Mac
    (hato)

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