HuaweiのCEO、米スマホ市場からの締め出しに「根拠のない疑惑だ」

huawei 2018 mate rs

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世界のスマートフォンシェアで3位につけているHuaweiですが、同社を取り巻く環境は決して良好とは言えません。とくにアメリカでは、次々とキャリアや量販店が取り扱いを停止、販売すらままならない状況です。

根拠のない疑惑だ

AT&T、Verizonという米キャリアに続いて、大手家電量販店Best BuyもHuawei製スマートフォンの取り扱いを見合わせることとなったのは、決して偶然ではありません。
 
背景には、CIAやFBI、NSAといった米当局が、Huaweiなどを含む一部中華ベンダーの製品に対し「国家の安全を脅かす」としてスパイ疑惑をかけたためです。
 
もちろん、Huawei側も黙ったままではいられません。ニュースサイトCNETのインタビューに対し、Huaweiの最高経営責任者(CEO)であるリチャード・ユー氏は「セキュリティリスクの懸念は、根拠のない疑惑に基づいており、率直に言って不公平だ」と語気を荒げます。「事実に即し、開かれた議論であれば、我々は歓迎する」
 
Huawei P20 Pro
 
現状では、先日Huaweiが発表した「トリプルカメラ」を有するP20 Proも、指紋認証センサーをディスプレイ内に搭載したMate RSも、アメリカのユーザーはキャリアを通じて入手することができません。
 
しかし、ユー氏はアメリカで活路を開くことに望みを捨てていないと話します。「一級品の製品と発明を届けることで、アメリカの市場に、そして米ユーザーの信用を得ることに尽力する。我々は妥協するつもりなどない」
 
 
Source:CNET
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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