Huaweiから指紋認証をディスプレイ内に搭載の「Mate RS」登場

huawei 2018 mate rs

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中国ベンダーはSamsungやAppleの後追い――こうした図式は古いものとなりつつあります。Huaweiは仏パリで開催した新作発表会で、指紋認証センサーをディスプレイ内に搭載したスマートフォン「Mate RS」を披露しました。

20万円超えの価格も何のその

今回発表されたMate RSは、高級車で知られるPorscheがデザインした特別モデルで、価格は最大で約2,200ドル(約23万1,000円)と高額です。
 
しかし、新しいもの好きの消費者にとっては、20万円超えという価格も大した障壁とはならないでしょう。
 
メインカメラは「P20 Pro」同様、4,000万画素のRGBセンサー、2,000万画素の白黒センサー、800万画素の望遠レンズからなる“トリプルカメラ”となっています。さらに独自の機能として、Mate RSには指紋認証センサーがディスプレイ内に搭載されています。
 
huawei 2018 mate rs
 
これによって、ディスプレイを指でタッチするだけで、ユーザーはロック解除が可能となります。
 
huawei 2018 mate rs
 
次世代生体認証として注目を集めてきた同機能を製品化しているのは、現時点では中国ベンダーのVivoのみです。指紋認証センサーをディスプレイ内に搭載した「Vivo X20 Plus UD」は、中国で発売されたばかりです。

 
このほか、Mate RSは内蔵ストレージが最大512GBとなっており、こちらは世界初となります。

息の長い指紋認証

AppleがiPhone XでFace IDを登場させたことで、指紋認証から顔認証へと一挙にトレンドが変化するかと思いきや、相変わらず指紋認証はスマートフォン市場で好意的に受け入れられています。
 
また、こうした次世代技術がHuaweiなど上位ベンダーのフラッグシップモデルに搭載されることによって、指紋認証の覇権は当分揺らぐことがなさそうです。
 
 
Source:PhoneArena
Photo:YouTube
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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