iPhoneのスーパーサイクルは結局来ない?米大手証券会社が出荷予想を引き下げ

iphone x

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米大手証券会社ゴールドマン・サックスは、iPhone出荷台数予測を下方修正したと伝えられています。iPhone Xの発売で、長年古いiPhoneを使っていたユーザーが一斉に新デバイスに乗り替えるスーパーサイクルが起こるといわれていましたが、結局幻だったのかもしれません。

スーパーサイクルは結局来なかったのか

iPhone6以来初となる、大幅なデザインアップデートが行われたiPhone Xは、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)が、iPhone XはApple史上最も人気なiPhoneモデルと述べるほど期待されていたフラッグシップ機ですが、出荷台数は予想を下回っているようです。米証券会社ゴールドマン・サックスが、2018年第1四半期、第2四半期のiPhone出荷台数予測を下方修正したことが報じられています。
 
米メディアCNBCによれば、ゴールドマン・サックスのアナリストは、iPhoneの2018年第1四半期の出荷予想を5,300万台、第2四半期の出荷予想を4,030万台へと引き下げたとのことです。それぞれ5,070万台、4,100万台だった前年同期の出荷予想とあまり変わりのない数字となっており、スーパーサイクルの存在に疑いを持たざるを得ません。
 
2018年の通年の出荷予想は、当初の2.5%減となる2億1,730万台となっており、2019年、2020年の出荷台数予測も、それぞれ4%、1.8%減となっています。
 
iPhone Xの売上が伸び悩んでいる理由に、その高価な価格設定があるとみられており、RBC Capital Merketsのアナリスト、アミット・ダリャナニ氏は、次世代iPhone Xは若干値下げされると推測しています。
 
 
Source:CNBC via BGR
Photo:William Hook/Flickr
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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