iPhone X、さらに600万台分を減産か〜価格の高さがネック?

リサーチ企業のBlueFin Research Partnersによると、iPhone Xの生産台数をAppleはさらに600万台減少させる用意があるそうです。当初の予定と比較して、これまでに7,500万台分が減産となっていることを考えると、AppleがiPhone Xの見通しをかなり変更していることが分かります。
iPhone Xが原因で軒並み下方修正
BlueFinのアナリストは、2018年を通して、およそ2億1,900万台のiPhoneが売れると考えています。このiPhoneの中には、新たに登場すると言われている3種類の次世代iPhoneも含まれています。
もっとも、2億1,900万台という数字は強気というわけでなく、ウォール街のアナリストたちが予想した平均の2億2,400万台を下回る控えめな予測です。また、2月末の時点でBrueFinは2億2,500万台と予測していたので、最新のレポートで見通しを引き下げた格好になります。
BlueFin以外にも、野村證券香港が2億2,100万台へ、Longbow Researchも2億1,940万台へと下方修正しています。いずれも、iPhone Xの売り上げの鈍さが原因です。
LCD搭載の廉価版iPhoneに期待か
登場する前は、年始まで品薄状態が続くとも言われていたiPhone Xでしたが、やはり価格の高さが手控えを起こす原因になっていることは否めません。
となれば、期待がかかるのが次世代iPhoneとされる、6.1インチの液晶ディスプレイ(LCD)搭載モデルです。
有機EL(OLED)ディスプレイではなく、LCDの使用でコストを押し下げるのがポイントで、BlueFinによると、Appleは749ドル〜799ドル(約78,000円〜約83,000円)ほどの価格で販売するだろうとのことです。
Source:benzinga,Barron’s
(kihachi)