Apple、フランス政府の「アプリ開発者を利用している」との訴えを否定

apple store フランス

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フランス当局が、AppleとGoogleを「侮辱的なビジネス慣行」を行なっているとして提訴する方針であることを受けて、Appleは仏メディアに対し、フランスのアプリ開発者にこれまで支払った総額を明らかにし、フランスの訴えを否定するコメントを述べた模様です。

フランス経済への貢献度を強調

「フランス国内の数万人の開発者たちと強い関係性を持つことができて誇りに思う」と、Appleはフランス政府の訴えに対する返答を、仏メディアLe Figaroを介して発表しました。
 
Appleによれば、フランスの開発者はこれまで10億ユーロ(約1,305億円)をApp Storeで稼いだとのことです。「多くの才能ある開発者たちは、少人数で事業を立ち上げ、155カ国のユーザーにアプリを提供することで成長していった。これは、AppleのiOS、開発ツール、App Storeへの投資がなければ不可能だった」と、Appleはフランス経済に対する貢献について語りました。
 
また「フランスの裁判所で、この誤解を晴らすために語る準備ができている」ともAppleは述べており、フランスの開発者の夢をかなえるため、フランスの学生のプログラミング教育も続けていく姿勢を示しています。
 
フランス当局が、開発者のデータをすべて取得していると非難したことに対しては、「常にユーザーのプライバシーとセキュリティを確保しており、サードパーティアプリのユーザー取引に我々はアクセスできない」と、Appleは訴えを跳ねのけました。
 
 
Source:AppleInsider
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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