Nokia、スマホ市場で復活〜第4四半期販売台数はGoogleやソニーを上回る

Nokia_8

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一度はスマートフォン市場から姿を消したと思われたNokiaブランドが、本格的に復活しつつあります。調査会社Counterpointの調べによれば、同ブランドのスマートフォンは2017年第4四半期(2017年10‐12月)に世界全体で440万台販売され、市場シェアは1%となりました。

2017年1月に再参入したNokia

かつて携帯電話で世界市場を席巻したNokiaですが、その後スマートフォン戦略が機能せず、2014年には携帯電話事業をMicrosoftに売却しました。
 
しかしMicrosoftも携帯電話ビジネスで失敗、2016年5月に多機能携帯電話(フィーチャーフォン)関連の資産を、中国FIH Mobile(富智康集団)とフィンランドHMD Globalに売却しています。
 
そして2017年1月、HMD GlobalがNokiaブランドのAndroidスマートフォンで市場に再参入すると発表。その後着実に売上を伸ばしていることが、調査会社IDCの報告でも判明しています。

出荷台数でソニーやGoogleを上回る

Counterpointのアナリスト、ニール・シャー氏は、2017年第4四半期におけるHMD GlobalによるNokiaブランドスマートフォンの出荷台数は、同四半期のHTC、ソニー、Google、Alcatel、Lenovo、OnePlus、Gionee、Meizu、Coolpad、Asusの、いずれのブランドのスマートフォンよりも多かったと伝えています。
 

 
また同氏によれば、Nokiaブランドはスマートフォンだけでなく、フィーチャーフォンの出荷台数も伸ばしています。1年前には世界市場においてどちらのシェアも0%だったのが、2017年第4四半期にはスマートフォン市場ではシェア1%で11位フィーチャーフォンではシェア15%で首位、両方を合わせると携帯電話市場ではシェア5%で6位と、見事な復活を遂げています。

 

 
 
Source:TechRader
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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