Android OSの最大の問題は最新バージョンのシェアがあまりに低いこと?

AppleのiOS11のシェアが65%を超える中、Android OSの最新バージョンAndroid 8 Oreoのインストール率はわずか1%強にとどまっていることがGoogleのデベロッパサイトの発表で明らかになりました。
Androidで最もシェアが高いのは2年前のOSバージョン
先月末、AppleデベロッパサイトのApp Storeのページが更新され、iOSの最新バージョンであるiOS11のシェアが65%に達したことがわかりました。昨年9月20日より提供開始となったiOS11は、11月6日の時点ですでにシェア52%に到達しており、リリースからわずか2カ月以内に半数以上のモバイルデバイスでインストールされた計算になります。
急速な普及が進むiOSとは裏腹に、最大のライバルであるAndroid OSは、最新バージョンのインストール率の伸びが芳しくないようです。
Androidの最新バージョンであるAndroid 8 Oreoはデベロッパ向けに2017年3月にリリースされ、一般向けには同年8月末に公開されました。すでに一般リリースから半年が経過しようとしている2018年2月現在、、Googleデベロッパサイトの発表によれば、Android Oreoのシェアはわずか1.1%にしか到達していません。
2月5日までの7日間の間に収集されたデータによると、Android OSで最もシェアが高かったのは2016年にリリースされたAndroid 7 Nougatで、7.0と7.1を合わせて28.5%だったようです。
また、2015年リリースのAndroid 6 MarshmallowのシェアもNougatとほぼ同率の28.1%で、2014年公開のAndroid 5 Lollipopも5.0と5.1を合わせると24.6%です。2013年9月公開のAndroid 4.4 KitKatのシェアも未だに12.0%もあり、混沌とした状態となっています。
iOS10とiOS11を合わせたインストール率が93%のiOSと比べて、Android 7と8を合わせたシェアは29.6%と3割にも達しておらず、AndroidがいかにユーザーのOSのアップデートに苦戦しているかが伺えます。
数カ月以内にGoogle I/Oデベロッパ会議で次世代OSのAndroid 9が発表されるとのことですが、全体的なOSのバージョンアップにつながるか気になるところです。
Source:Android Developers via BGR
(lexi)