iPhone Xの駆動時間、特定条件ではiPhone8 Plusより2時間短い?
2017年に登場したiPhoneは、iPhone8/8 Plus、iPhone Xの3種類です。このうち、デザイン面で旧モデルと大きく変わらないiPhone8/8 Plusは、iPhone Xの好調な売れ行きに押し負けてしまっていると言われています。しかし、バッテリーの駆動時間でiPhoneを選ぶのであれば、iPhone8/8 Plusという選択肢は検討する価値があるでしょう。
iPhone Xだけが短いという結果に
Appleは、iPhone Xのバッテリー駆動時間を最大21時間とし、iPhone8 Plusと変わりがないことを公式サイトで示しています。
しかし、ニュースサイトCNETが、2017年に登場したiPhone8/8 Plus、iPhone Xのバッテリー駆動時間を計測したところ、iPhone Xの駆動時間が3種類のiPhoneの中で一番短いことが判明しました。
測定方法はシンプルで、バッテリーを満タンに充電した状態から、外部のオーディオアクセサリに接続し、半分の明るさの画面で動画を再生するというものです。
いかにも実生活でのスマートフォンの使われ方を再現したテストですが、測定の結果、iPhone Xの駆動時間はiPhone8/8 Plusよりも約2時間ほど短いという結果になりました。
- iPhone8:13.5時間
- iPhone8 Plus:13.75時間
- iPhone X:11.45時間
iPhone XとiPhone8 Plusにディスプレイサイズでそれほど差があるわけでもなく、搭載されているバッテリーもiPhone8 Plusの2,691mAhに対し、iPhone Xは2,716mAhと容量で上回っています。それなのに、なぜiPhone Xだけがこれほど短いのでしょうか。
省エネのはずのOLEDも原因?
iPhone Xだけが短くなった理由について、CNETは、TrueDepthカメラのほか、有機EL(OLED)ディスプレイが原因なのではないかと推測しています。
OLEDは旧来の液晶ディスプレイ(LCD)に比べて省電力であるとされていますが、発光の強弱で色を表現しているため、黒など暗い背景の時でなければ、電力を消費することには変わりないというわけです。
なお、iPhone8 Plusに比べてiPhone Xが短いという検証結果が出たのは今回が初めてではなく、以前にもニュースサイトPhoneArenaが2時間ほどの違いがあるというデータを公開しています。
Source:CNET
(kihachi)