iPhone Xのシステム全体にダークモードを適用してみた
イギリスのノーザンブリア大学で工業デザインを学ぶ学生が、ロック画面やホーム画面の背景だけでなく、メッセージやメール、その他すべてのアプリの背景もダークモードにしたらどう見えるか、というコンセプト画像を公開しています。
すべてのアプリの背景を黒に設定
iPhone Xが搭載する有機EL(OLED)ディスプレイは、「黒」を表示する場合、表示ピクセルが実質上オフの状態になるため、消費電力が抑えられるというメリットがあります。
ノーザンプリア大のマキシモス・アンジェレイクスさんが、アプリを含むすべての背景にダークモードを適用したらどのように見えるかというコンセプト画像を、主要アプリごとにいくつも公開しました。
iPhone Xの場合、黒い部分が増えれば消費電力が節約できるため、バッテリーの持続時間も長くなります。黒っぽい背景が好み、という方にはぴったりでしょう。
iOS11ではダークモードの設定は簡単
実はわざわざコンセプト画像を作成しなくても、誰でも簡単に自分のiPhoneで、アプリを含むすべての背景を黒く設定することができます。
iOS11では、ダークモード(アクセシビリティのスマート反転)という機能が追加されており、基本的に白を基調とするiOSアプリの背景を、黒に反転させることが可能です。ダークモードの設定方法についてはこちらのページを参照してください。
iPhone Xの場合、「色を反転(スマート)」にチェックを入れておけば、「サイドボタンのトリプルクリック」で通常表示と反転表示を切り替えることができるので、試してみてください。バッテリーを長持ちさせられるだけでなく、ディスプレイの焼き付き防止にも効果がありそうです。
アンジェレイクスさんの名誉のために付け加えておきますが、スマート反転するとカラーがくすんだような色合いになってしまうのに対し、コンセプト画像ではあくまでカラーはオリジナルのまま、背景のみが黒くなっています。
Source:Maximos Angelakis via 9to5Mac
(lunatic)