高額な月額料金に悩むアメリカのApple Watch Series 3ユーザー
Apple Watch Series 3の発売から3ヶ月が経過し、アメリカでは通信キャリアが設定したApple Watch専用通信プランの無料期間が終了しつつあります。そのためユーザーは4ヶ月目からは10ドルの月額料金に加え、手数料の支払いも追加され、毎月12〜14ドル程度の支払いが必要になります。
使う時だけ契約も割高
Apple Watch Series 3は単独でLTE通信が可能となっていますが、単独で使う機会はそれほど多くありません。ジョギングやウォーキング、サイクリングなどが日課になっているユーザーは毎日Apple Watchを単独で使うことになるでしょう。しかし、そうでなければiPhoneを常に持ち歩いている人が多く、あまりApple Watchを単独で使うことはありません。
その少ないApple Watch Series 3の単独利用のために10ドルに手数料(カルフォルニア州のVerizonでは1.55ドル、ノースカロライナ州のAT&Tでは4.39ドル)が加算され、毎月12〜14ドル(日本円で約1,350〜1,570円)もの費用が発生します。
Apple Watch Series 3では通信契約の「ON/OFF」が可能であり、使う時だけONにすることで月額料金を節約することも可能です。しかし再び通信契約をONにするときにもアメリカでは手数料(T-mobileは無料、それ以外は25〜30ドル)が発生し、この節約法も実用的ではありません。アメリカのApple Watch Series 3ユーザーは自身の利用シーンやApple Watchの単独利用の利便性と月額12〜14ドルの利用料金の間で大いに悩んでいるようです。
日本では格安料金
一方、日本のApple Watch Series 3の通信料金は非常にユーザーに対して優しくなっています。まず無料期間が6ヶ月間に設定されています。これは途中で契約をOFFにした月は加算が止まるので、使う月だけONにすることで長い期間無料で利用できることになります。またアメリカのうように再契約の手数料はかかりません。(それぞれキャリアによって無料の条件が一部異なります)
また月額料金もauとソフトバンクが350円、ドコモが500円と設定しており、アメリカのApple Watch Series 3専用プランの月額料金と比較すればかなり安くなっています。そのため日本ではApple Watch Series 3のLTE通信を気軽に使えるようになっており、日本のユーザーにはアメリカのユーザーのような悩みはほぼないと言っていいでしょう。
Source:MacRumors
Photo:Apple
(KAZ)