HomeKit端末に勝手にアクセスできる、iOS11.2の深刻な脆弱性が修正

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    HomeKit対応端末に、許可していない端末が勝手にアクセスできてしまうという、iOS11.2の深刻な脆弱性が修正されました。Appleがサーバ側で対応した模様です。

    家の鍵を勝手に解錠されてしまう危険性も

    米メディア9to5Macによれば、照明や暖房器具など、HomeKitに対応し、iPhoneやiPadで操作可能なアクセサリが、ユーザー以外の許可していない端末で勝手に操作できてしまうという、深刻な脆弱性がiOS11.2で見つかっていました。
     
    アメリカでは家の鍵(スマートロック)や、車庫のドアを開くリモコンにもHomeKit対応の製品があるため、9to5Macは悪用させる危険性を指摘していました。
     
    問題はHomeKit対応の機器ではなく、こうした機器を結ぶHomeKitのフレームワークそのものにあったようです。
     
    HomeKitユーザーのiCloudアカウントに接続しているiOSデバイスの1台でも最新のiOS11.2を搭載していると、この脆弱性の影響を受けていました。

    すでにサーバ側で対処済み

    現在はすでにAppleがサーバ側で脆弱性を修正しているため、ユーザーは何もする必要はありません。来週中に公開される次のiOSで、脆弱性修正によって使えなくなった機能が復活する見通しです。
     
    Appleは9to5Macに対し、以下のようなコメントをしています。
     

    iOS11.2を使用しているHomeKitユーザーに影響を及ぼしていた問題は修正されました。この修正により、複数ユーザーが遠隔操作を共有できる機能は一時的に使えなくなっていますが、来週早々のソフトウェア・アップデートで復旧します。

    macOSでも深刻な脆弱性

    先日macOS High Sierraでも、パスワードを入力しなくてもルート権限でアクセスできてしまうという深刻な脆弱性が発覚、修正が行われたばかりです。

     
     
    Source:9to5Mac
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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