スマホ型オブジェクトがスマホ依存を癒してくれる?スクロール代わりに石球を転がして満足
スマホの代わりに触って癒やされる、スマホ型オブジェクトが登場しました。オーストリア・ウィーン拠点のデザイナー、クレメンス・シリンガー氏の作品です。
タッチスクリーンの代わりに石球を転がす
クレメンス・シリンガー氏によるスマホ型オブジェクトは、スマホ依存から人々を救うためにデザインされました。
オブジェクトに埋め込まれた石球が、スクロール、ズーム、スワイプなどのタッチスクリーン上の指の動きをしっかり受け止めてくれます。
デジタル機能をすべて石の球で置き換えることにより、シリンガー氏は、スマホ型のセラピーツールを作ることに成功しました。
建築・デザイン雑誌Dezeenのインタビューにシリンガー氏は以下のように答えています。
スマートフォンのタッチスクリーンでソーシャルメディアの世界へと逃避できるようになった。電車やバスに乗っているときだけでなく、友達と飲むようなソーシャルな場面でも、メールやメッセージをチェックしている。メッセージや電話がくると決まっているわけでもないのに常にスマホをチェックしたくなる。こうしたスマホ依存症を目にしたことからこのツールのアイデアは生まれた。
手触りから重量感まで見事に再現したこだわりのデザイン
シリンガー氏がデザインしたスマホ型オブジェクトの石球はハウライトという、ケイ酸塩鉱物の一種でてきており、黒色のポリアセアールという素材で構成された本体部分にはめこまれています。
比較的重量の大きいポリアセタールは、スマートフォンの重量感を見事に再現しています。
Source:Dezeen
(lexi)