Appleサプライヤー、インド生産拠点を拡張か
Apple製品の組み立てを担う台湾のWistronは、インドに100エーカー(404,686平方メートル:東京ドーム8.5個分)の敷地を捜していることが関係者により伝えられています。
インドでのさらなる売上拡大を目指すApple
台湾企業のWistronは、今年からインドの生産拠点でもiPhone SEの生産を開始しました。
生産台数は現在ごく少なめとなっていますが、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)はインドに大きな可能性を見出しているようです。
先週発表されたAppleの収支報告のなかで「インドでは勢いに乗っている」と、クックCEOは同国での売上拡大には自信を見せているものの、未だ足りない部分もあると語ります。
店舗も、物流網も、市場もできてきている。デベロッパのための環境も整ってきている。市場に合った製品も揃ってきており、進捗状況も良好で、市場への理解も深まってきているが、まだまだ長い道のりだ。
インドでの値段が高いApple製品
Apple製品の値段がインドで割高になってしまうのは、インド政府が外国で生産された製品に高い関税をかけているためだといわれています。
iPhone Xは、インドでは64GBと128GBモデルが、それぞれ84,000ルピー(約148,000円)、102,000ルピー(約180,000円)で発売されました。
現在、Apple製品のインド国内での生産はローエンドモデルのiPhone SEのみとなっていますが、インド生産拠点の拡張が実現するとその他のモデルの生産が開始される可能性も多いにありそうです。
Source:Bloomberg
Photo:9to5Mac
(lexi)