Apple、iOS11.2ベータで「SiriKit for HomePod」を導入

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Appleは現地時間10月30日に開発者向けに公開したiOS11.2ベータ1に、「SiriKit for HomePod」を追加したと発表しました。開発者に対し、SiriKitを使って12月発売のHomePodの機能をアプリで試すよう促しています。

ヘッドフォンを使った実験を推奨

SiriKitそのものはiOS10とともに発表され、その後iOS11ではメモやリマインダー、QRコードの表示などの新機能に対応しています。
 
今回のSiriKit for HomePodの発表により、開発者はHomePodをアクセスポイントとし、iPhoneやiPad上のアプリにコマンドが送れるようになります。
 
現時点では直接HomePodを使ったテストを行うことはできません。そのためAppleは開発者に対し、ヘッドフォンとiPhoneまたはiPadを使って試すよう推奨しています。以下はAppleの開発者向けページで公開されている文面です。

優れたSiriによって、ユーザーは自然な語りかけでHomePodをコントロールし、SiriKitメッセージやリスト、メモをサポートするiOSアプリにアクセスすることができます。
 
SiriはHomePod上でのSiriKitのリクエストを認識し、これらのリクエストをユーザーのiOSデバイスに送ります。アプリの準備に取りかかる前に、まずSiriKitが最新版かどうかを確認し、必要な対応を行なってください。
 
iOS11.2ベータを搭載したiOSデバイスにヘッドフォンをつなぎ、Siriを使って音声のみでの操作を試してください。

HomePodは12月発売

HomePodで試せないため、実際にどのように機能するのかは想像の域を出ませんが、Amazon Echoなど競合他社の類似製品とのコマンドの違いはわかるだろう、と米メディア9to5Macは述べています。
 
HomePodは6月の世界開発者会議(WWDC 17)で発表され、12月にまずアメリカ、イギリス、オーストラリアで349ドル(約3.9万円)で発売されます。
 
 
Source:Apple,9to5Mac
(lunatic)

 
 

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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