Apple、医療とITを融合したスタートアップ企業の買収に関心
Appleがメディケア部門に興味を示していることは以前より知られていましたが、CNBCの報道によって、医療とITを融合したスタートアップ企業であるCrossover Healthの買収を検討していたことが明らかとなりました。
最終的な合意には至らず
Crossover Healthは、FacebookやLinkdIn、Square、Appleといったテクノロジー企業を中心とした顧客を持ち、自社のヘルスケアセンターに医師を配置、オンラインで従業員と連関しながら治療を請け負うサービスです。
米メディアCNBCの報道によれば、AppleはCrossober Healthと数カ月に渡って買収に向けた話し合いを重ねていたそうですが、最終的には見送りとなったとのことです。
なぜ合意に至らなかったのかは不明ですが、Appleは同様のスタートアップ企業であるOne Medicalにも関心を示していることが明らかとなっており、依然として同分野に対する関心の強さがうかがえます。
ただ、実際に買収したとして、医療クリニックを実際に運営するのか、製品を提供するのか、あるいはデータ収集を行うのか、はっきりとした目的は分かっていません。
メディケアに強い関心を持つApple
Appleは以前より、CareKitやResearchKitといったオープンソースのソフトウェアフレームワークを通して、医学研究の橋渡しを行ってきました。
こうした分野の買収を足がかりとし、将来的には、Apple Watchでユーザーの体調を本格的に管理したり、「MedicalKit」を新たにリリースし病気の診断を行ったりするのではないか、とも考えられています。
Source:MacRumors
(kihachi)