アップル、次は「MedicalKit」で病気の診断や治療をサポート?人員募集に手がかり

    researchkit apple healthkit

    researchkit apple healthkit
     
    アップルは今後ユーザーの健康問題について更に高い関心を持とうとしているのかも知れません。同社の人員募集要項ページで健康プライバシー問題に強い弁護士を募集していることが分かりました。

    健康に関する法律に詳しい弁護士を募集

    アップルは単にユーザーの健康管理を「HealthKit」で助けるという次元にとどまらず、「ResearchKit」や「CareKit」といったオープンソースのソフトウェアフレームワークを通して医学研究の橋渡しを行うなど、健康や医療といったフィールドについて高い関心を持っています。それを裏付けるかのように、アップルが健康プライバシーに詳しい弁護士を募集していることが分かりました。
     
    要項のなかで特に注目すべきは、HIPAA法に詳しい人材であることが求められている点でしょう。
     
    HIPPA法とは、アメリカで施行されている「医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律」であり、ユーザーの健康情報をどのように取り扱うかという決まりを定めたものです。しかし、非常に複雑な法律であるため、患者のプライバシー情報を取り扱わなければならない一部の医療テクノロジー企業こそ通暁していれど、これまでアップルはそのほとんどの責任をサードパーティーアプリの開発者に任せているのが現状でした。

    アップルの次なる一手?

    researchkit apple healthkit
     
    しかし、今回このようにスペシャリストを雇おうとしているという事実は、アップルが医療テクノロジーにさらなる注力を行おうとしていることを意味します。では具体的に何を目指そうとしているのでしょうか。デジタルヘルスを専門とするコンサルタントのAhmed Albaiti氏によると、アップルは病気を診断したり、治療法をガイダンスするアプリをサポートしようとしている可能性があるとのことです。
     
    「ResearchKitもある。CareKitもある。だが、これらは勝利の方程式のいわば土台だ。トドメの一撃はまだ来ていない」と、Albaiti氏は健康アプリの真打ちが登場していないと語ります。「『MedicalKit』の登場に君ならいくら賭けるかね?」
     
     
    Source:Business Insider
    (kihachi)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします

    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

    特集

    [PR]オフィシャルサイト

    目次