Appleのロゴ、記憶だけを頼りに正確に描けた人は2割
毎日使っているiPhoneに描かれているAppleのロゴ、何も見ないで正確に描けますか?アメリカで、156人に記憶だけを頼りにAppleなどのブランドロゴを描かせる調査を実施したところ、正確にリンゴマークを描けた人はわずか2割だった、という調査結果が発表されました。
156人に記憶だけを頼りにAppleロゴを描いてもらった
5年連続で「世界で最も価値のあるブランド」に輝いているAppleですが、誰もがそのロゴを正確に記憶しているわけではないようです。
156人が描いたAppleのロゴは、以下のとおりです。描かれたロゴは、デザインや広告の専門家によって、左上ほど再現度が低く、右下に行くほど正確に再現されていると判定されています。左上エリアには、リンゴですらないものもあります。
調査では、アメリカに住む20歳から70歳の男女156人が、Appleなど10社のブランドロゴマークを、記憶だけを頼りにコンピュータのお絵かきソフトで描いています。調査参加者の平均年齢は34歳でした。
懐かしのレインボーカラーを描いた人は年齢層が高め
レインボーカラーのロゴを描いている人が散見されますが、Appleが1998年まで使っていたロゴを思い浮かべているのでしょう。このタイプのロゴを描いた人の平均年齢は42歳で、全体の平均年齢よりも年齢層が高めだったそうです。
また、ブルー系のロゴを描いている人は、2002年まで使われていたロゴが頭に浮かんだと思われます。
正確に描けた人は2割
調査の結果、Appleのロゴをほぼ正確に描けたのは約20%でした。
最も多かった間違いは、本物のロゴには存在しない「茎」を描いてしまった31%で、次が「葉」を忘れた25%、次が「かじった跡」を左右反対に描いた22%、「かじった跡」そのものを忘れた人も16%いました。
なお、カリフォルニア大学ロサンゼルス校が2015年に実施した調査では、Appleのロゴを正確に描けた人は85人中、たった1人でした。
Appleのリンゴマークのロゴをデザインしたデザイナーのロブ・ジャノフ氏はインタビューで、ロゴの誕生秘話を語っています。ジャノフ氏がデザイン案を見せた瞬間、スティーブ・ジョブズ氏は多くを語らず、微笑んでうなずいたそうです。
Appleの再現率は10ブランド中3位
Appleのロゴを正確にロゴをかけた人は20%でしたが、この結果は調査対象となった10ブランド中3番目に高い数字です。
最も正確に再現できた割合が高かったのは、家具大手のIKEAの30%、次が大手小売りチェーンのTargetで25%でした。一方、再現率が最も低かったのは日本でもおなじみのStarbucksで、再現率はわずか6%にとどまっています。
毎日iPhoneを使っていても、ロゴは記憶に残らない
調査を実施したSignsは、毎日Appleのスマートフォンを使って、日常的にTargetやStarbucksを利用していても、人間の記憶には残らないものだ、と調査結果をまとめています。
なお、ロゴの再現性に男女差は見られなかったものの、年齢が若い人のほうが年配の方よりも正確にロゴを描く傾向があった、とのことです。
ちなみに、Appleのロゴは、Macならキーボードで「shift」「option」「k」を同時に押すと入力でき、iPhoneでも入力できます。
Source:Signs via Cult of Mac
(hato)