Apple、「最も価値あるブランド」5年連続1位に輝くも勢いに陰り

Interbrand

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世界の21都市にオフィスを構えるブランディングファームInterbrandの「最も価値あるブランド」ランキングで、Apple5年連続の1位に輝きました。しかしながら、Appleのブランド成長率は近年減速傾向にあり、AmazonやFacebookなど他テック企業の勢いに押されつつあります。

1,840億ドルのブランド価値を持つApple

昨年から3%のブランド成長を遂げたAppleは、1,840億ドル(約20兆7千億円)のブランド価値を持つ、世界で「最も価値あるブランド」首位の座を5年連続で獲得しました。
 
後を追う2位のGoogleは、ブランド価値1,420億ドル(約16兆円)をつけており、3位のMicrosoftはブランド価値800億ドル(約9兆円)と激しい競争が続いています。

迫り来るテック企業の波

Appleが4年前、ブランド価値首位の座を13年連続で獲得していたCoca Colaから奪い取ってからというもの、揺るがなかったAppleのブランドとしての地位は、他テック企業の波に押されつつあります。
 
特に5位のAmazonは今年のブランド成長率29%、8位のFacebookにいたっては成長率48%と、破竹の勢いで迫っています。
 
Appleは、Coca Colaを抜いた2013年にブランド成長率28%を記録し、2014年には少し下がったものの堂々の21%、2015年にはiPhone6とサービス事業の売上で圧巻の43%の成長を遂げました。
 
しかしながら、最近は減速傾向にあり、2016年は5%止まり、今年は3%と厳しい状況が続いています。
 
 
Source:AppleInsider
Photo:Interbrand
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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