iOS11でOutlookなどからメール送信できない問題、AppleとMSが取組中

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現在iOS11で発生している、Outlook.comやExchangeのメールアカウントからメールが送信できない問題について、Appleが現在Microsoftと協力し、解決に当っていることを明らかにしました。

メールの返信、送信ができない問題が発生

現地時間9月19日に正式版がリリースされたiOS11ですが、アップデートした途端、MicrosoftのOutlook.comやOffice 365のメールアカウント、あるいはWindows Server 2016で動作するExchange Server 2016のメールアカウントからメールを送信、または受信したメールに返信しようとすると、「メールが送信できません。サーバに拒否されました」というエラーメッセージが表示される問題が発生しています。
 
Appleは19日に、この問題を認識しており、現在解決に当っているとのサポート文書を公開しました。
 
Microsoftも同じく19日に、「iOS11のメールアプリはOutlook.com、Office 365、Windows Server 2016で動作するExchange Server 2016と互換性がないため、この問題が発生しています」との説明を掲載したサポート文書を公開しました。

近くアップデートで対応するとApple

これについて米メディアMacRumorsは、「両社とも19日に正式コメントを発表しているが、iOS11のベータ版の段階で、すでに複数のユーザーからこの問題が指摘されていた」と述べています。
 


 
従ってAppleとMicrosoftが、iOS11が公開されるまでこの問題を認識していなかったとは考えにくいのですが、現時点ではまだ問題は解決されていないようです。Appleは「今後のアップデートで近く問題を解決予定」とし、Microsoftはアップデートが行なわれるまでの間、App Storeから「Outlook for iOS」をダウンロードして使用するといった、代替案を提案しています。
 
 
Source:MacRumors,Apple,Microsoft
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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