Apple Watchが医療機器に!?Apple、遠隔医療システムを開発中か

Apple Watch

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Apple Watchはフィットネスのためだけではなく、心拍数の異常の検知に役立つかもしれません。米メディアのCNBCによると、Appleは遠隔医療システム会社のAmerican Wellと米スタンフォード大学と共同で臨床研究を進めているとのことです。

不整脈の一種である心房細動の怖さ

心拍数やリズムが一定でない状態である不整脈は、それ自体が常に問題を引き起こすわけではありません。しかしながら、不整脈の一種である心房細動は、心房内を流れる電気信号の乱れにより心房が細かく震え、血液をうまく循環させることができなくなる病気で、脳梗塞につながる恐れがあります。
 
心房細動の怖さは、発症した際の初期の症状が多様なことです。なかには目立った症状がまったく見られず、病気に気づくことができない患者も多いと言われています。

Apple Watchの心拍数センサーの精度の高さ

Apple Watchに搭載されている心拍数センサーは、不整脈などの心拍リズムの異常を97%の精度で検知できることが米カリフォルニア大学サンフランシスコ校とApple Watchアプリ「Cardiogram」を提供しているスタートアップ企業との研究で明らかになっています。
 
心拍のリズムをApple Watchでモニタリングすることにより、心房細動などの異常が起きた時にいち早く察知することができ、患者の救命につながる可能性があります。
 
Appleと共同研究を行っていると見られるAmerican Wellは、Appleとの関与についてコメントを控えたものの、同社の最高経営責任者(CEO)であるロイ・スコーエンベルグ氏は、「ウェアラブルメーカーと緊密に協力している」と語っています。
 
Appleのティム・クックCEOも、健康・医療市場を「最も重要な要素の一つ」と表現しており、新作のApple Watchにアップデートされた心拍数センサーが搭載されるのかが気になるところです。
 
 
Source:CNBC
Photo:Apple
(lexi)

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