Samsungの役員が、Amazon EchoやGoogle Home、AppleのHomePodなどと競合する、スマートスピーカーを開発中であることを認めました。

Samsung役員「近く発表するかも知れない」

Samsungのモバイル部門を率いるDJコー社長が、同社が現在スマートスピーカーを開発中である事実を、米CNBCの取材で語りました。コー社長は現地時間8月23日に、

（スマートスピーカーを）近く発表するかも知れない。すでに取り組んでいる。

と述べています。

独自開発の音声認識技術Bixby

Samsungは同社のスマートフォン向けに、AppleのSiriに対抗する音声認識技術Bixbyを開発しており、Bixbyを搭載したスマートスピーカーを開発中という噂は以前から繰り返し浮上していました。
 
しかしその一方で開発が遅れている、さらにはあきらめたとの報道もあり、同社の動向が注目されていましたが、今回のコー社長の発言により、開発している事実が明らかになりました。
 
コー社長は開発中のスマートスピーカーの形状や詳細については触れませんでしたが、新スピーカーがBixbyを搭載しており、いずれは同社が展開するオーディオ/ビデオ製品や白物家電とも連携するであろうことは、容易に想像可能です。

今後200以上の国と地域へ展開

 
Bixbyは今年3月、Galaxy S8の発表と同時に正式発表となりましたが、利用できるのはアメリカと韓国のみでした。しかし8月22日、Samsungは、Bixbyをイギリス、オーストラリア、カナダ、南アフリカへまず拡大し、今後200以上の国と地域で利用できるようにする、と発表しました。
 
現時点では英語と韓国語にしか対応していませんが、今後はさまざまな言語をサポートすると思われます。
 
Samsungが現在開発中のスマートスピーカーが、先行するAmazon EchoやGoogle Home、そして12月に登場するAppleのHomePodと競合するのは確実です。
 
 
Source:CNBC
Photo:Apple
(lunatic)