Apple Parkの新作空撮映像が公開、MacBookのような一般向け施設も
建設が進むAppleの新本社、Apple Parkの新作空撮映像が公開されました。一般客向け施設のビジターセンターの工事が進んでいるほか、今後の新製品発表会などに使われるスティーブ・ジョブズ・シアターは内装を見ることができます。
「宇宙船」は外装工事がほぼ完了
これまでもApple Parkの新作空撮映像を数多く公開しているマシュー・ロバーツ氏が、ドローンによる新作空撮映像を公開しています。視聴・再生環境があれば、4K画質で楽しむことができます。
「宇宙船」と呼ばれるドーナツ型のメインビルディングは、外装工事がほぼ完了しています。4階建ての建物と同じ高さで1枚200トンという巨大ガラスドアの中では、内装工事が進んでいることが分かります。
1,000人収容の地下講堂、スティーブ・ジョブズ・シアターも、ガラス製外壁の内側を見ることができます。
ただ、先日ダンカン・シンフィールド氏が公開した、中に明かりが灯った状態のほうが、中の様子がはっきり見えたほか、神秘的な美しさを放っていたように思えます。
MacBookのようなビジターセンター
一般客向け施設、ビジターセンターは、建物の形状が分かる状態になってきました。アルミニウムのような光沢のある屋根は緩やかなカーブを描いており、MacBookにそっくりと話題になったシカゴのApple Storeに近いデザインです。
Appleは、ビジターセンターに合計1億600万ドル(約120億円)もの金額を投入しています。
Appleはビジターセンター内のカフェで勤務する管理職や、最高のコーヒーを淹れられるバリスタの求人を出しており、稼働に向けた準備が進んでいることがわかります。
Appleが土地を買う前、アンズ畑だった頃の小屋も修復
Appleが購入する前、この土地がアンズ畑だった時代に使われていた、1916年築の小屋が、元の姿に完全に修復されています。小屋は、Apple Park内の植木の手入れなどに必要な道具を保管する、当初と同様の目的に活用される予定です。
敷地内はむき出しの土も多いですが、植木が増えています。中庭の人工池は、周囲をコンクリートで固められ、いつでも水を入れられる状態のようです。
周辺のビジネス活性化、地価は高騰
Apple Parkには、4月から順次従業員が移動して業務を開始しています。
フル稼働すれば約18,000人が勤務する新社屋の本格稼働を前にして、周辺地域では新たな商業施設や住宅の建設が進んでいるほか、不動産価格が高騰するなどの経済効果をもたらしています。
マシュー・ロバーツ氏による空撮映像はこちらからご覧ください。
Source:YouTube
(hato)