物心ついた時からスマホが身近にある子供が、初代iPhoneを手にしたら?

2007年にiPhoneが登場してから10年が経過しました。当時生まれた子供たちは、物心がついた頃には、すでにスマートフォンが当たり前の存在として身近に存在していたことになります。生まれながらにしてスマートフォン世代の彼らは、全てのスマートフォンの礎とも言える初代iPhoneを見て、何を思うのでしょうか。
今は当たり前の機能が使えない!
子供たちが口を揃えて語るのは「フロントカメラはどこ?」という疑問です。自撮り用のためのカメラ(FaceTimeカメラ)は、iPhone4の登場を待たなければなりません。
どうやって自分自身を撮影するのか見当がつかず、メインカメラと向き合って、ディスプレイのカメラボタンに手を回さなければいけないことに驚きを隠せない様子です。ボリュームボタンをシャッターボタンとして使えるようになるのは、2011年のiOS5以降です。
さらに、すでにYouTubeを純正アプリで観ることができないばかりか、カメラで動画も撮影できず(できるようになるのはiPhone3GS以降)。「当時は良かったんだろうけど、今はね……」「重い」「不安定」と、良い評価を下す子供はさすがに一人もいません。
しかし、この初代iPhoneのデザインこそが、後のスマートフォンのあり方を方向づけたのも事実です。
以前、大人たちにiPhone6sと偽って初代iPhoneを手渡した際はおおむね好評だったことを思うと、手厳しいのはスマートフォンが当たり前の子供たちならでは、なのでしょう。
Source:DailyMail
(kihachi)