Apple、iPad miniの生産を終了か

    iPad mini 4

    iPad mini 4
     
    7.9インチディスプレイを搭載したiPad miniが、生産終了となる見通しです。関係者筋からの情報として、米BGRが報じています。

    小型・軽量が受けたiPad mini

    iPad miniは2012年に最初のモデルが発売され、9.7インチiPadよりも軽量で使いやすいモデルとして人気を集めました。
     
    当時はまだ5.5インチディスプレイ搭載のiPhone Plusが存在しなかったこともあり、文字が読みやすい大きさを実現しつつ、携帯もしやすいという点が評価されていたのです。

    iPhone PlusとiPad Proの板挟みに

    しかし、市場は変動しています。iPhone Plusの登場によって、ある意味中途半端なサイズであるiPad miniの必要性が薄まりました。
     
    また9.7インチiPadについても、サイズは9.7インチと同等ながら、画面縁のベゼルを薄くすることで10.5インチディスプレイの搭載を可能にする、新型iPad Proの登場が噂されています。
     
    Apple製品に詳しいKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏は先日、10.5インチiPad Proが6月に開催される世界開発者会議(WWDC)2017で発表される可能性について「70%以上」との予測を明らかにしました

    自社製品同士の市場の奪い合い

    先述の情報筋はBGRに対し、Apple製品同士の市場の奪い合いが起きており、iPad miniはカテゴリーからはみ出してしまった、と語ったとのことです。また売上数字もあまり芳しくないという事実も、製造中止の決断につながった模様です。
     
    Appleが当面iPad miniの販売を継続するのか、近く販売も中止するのかは現時点では不明です。
     
     
    Source:BGR
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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