Apple共同創業者ウォズニアック氏が語る、2075年の未来予想図
Apple共同創業者のスティーブ・ウォズニアック氏が、USA TODAYのインタビューで2075年の未来について語りました。
「Apple・Google・Facebookはもっと巨大な企業になる」
まず始めに、ウォズニアック氏はスティーブ・ジョブズ氏らとともに創業したAppleについて、「2075年にはGoogleやFacebookと共に今よりも巨大な企業になっているだろう」と予測しています。「Appleの現金保有額を見てごらん(2017年現在、Appleの現金保有額は約25兆円)。何にでも投資できちゃうよ。Appleがなくなるなんて、ばかげている話だよ」
Appleは以前、世界で最も価値のあるブランドにも選出されており、現在の総資産額は約100兆円。日本の国家予算にも匹敵すると言われています。スティーブ・ジョブズ氏亡き後のAppleは終わったとも揶揄されますが、これだけの資産を保有していればいくらでも復活のチャンスはあるのでしょう。
「砂漠には新しい街ができ、AIが躍進する」
さらにウォズニアック氏は、2075年の人類の生活についても続けて語っています。
将来、砂漠は街を作るのに理想的な場所になる。住宅供給に関する問題は何も起きず、人々はドーム型の建物の中で生活するんだ。そして街ではAIが至る所に存在するようになる。映画「マイノリティ・リポート」のように、買い物客は賢い壁とコミュニケーションを取り、ショッピングを楽しむんだ。また、医療機器の発達で自己診断ができるようになり、医者からの処方箋はいらなくなる。ただこれは医者が必要なのかといった倫理的な問題になるだろうけどね
世界の人口は増え続けており、人口過密となっている地域も既に地球上にたくさんあります。そんな人口増加問題を解消するには、「広大な砂漠を活用する」というのは理にかなっています。
1982年の時点で「ノートパソコンが普及するだろう」と予測していたウォズニアック氏。そんな彼が語る未来はもはや預言と言ったものではなく、確定的なものなのかもしれません。
Source:USA TODAY
Photo:Flickr – Jeremy Piehler
(kotobaya)