11歳の少年、iTunesでオンラインゲームに83万円を課金!!

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イギリス・ランカシャー在住の11歳の少年が、iTunesアカウントを使って、約6,000ポンド(約83万円)もオンラインゲームに課金していたことがわかりました。

同じゲームに50回以上課金

大金を課金したアルフィーさんの父親であるロイ・ドブソンさんは、ゲームの課金があっという間に積み重なり、膨大な金額まで簡単に膨れ上がる恐ろしさを、ほかの親たちにも伝えたい、と語っています。
 
ロイさんは家族のiTunesアカウントを、自分のクレジットカードにリンクしており、このことがアルフィーさんが勝手に課金してしまうという結果につながったようです。
 
ロイさんは「息子は最初の5分以内で700ポンド(約9万6,500円)を課金したかと思ったら、30分で1,100ポンド(約15万1,600円)を課金していて、あっという間に膨れ上がっていた。全部同じゲームだった」と語っています。
 
アルフィーさんはたった2週間で、1回99ポンド(約1万3,600円)のアプリ内課金を50回以上行った模様です。

99ポンド払ったら何ができる?という好奇心

ロイさんの妻のジルさんによれば、アルフィーさんがiPadで遊ぶのを許可されていたのは週末のみでした。
 
「息子は以前、1.49ポンド(約205円)のゲームを買ったことがありましたが、以来いつももっと買いたいといっていて、それでこの99ポンドというのを見て、99ポンド払ったら何ができるのか興味を持ったようです」とジルさん。
 
アルフィーさん本人は、数回課金しただけで、50回以上も課金していたとは思っていなかった、と語っています。
 
Appleは今回の件について特にコメントはしていませんが、ドブソン家への返金に応じた模様です。

「スーパーマリオラン」のアプリ内課金「なし」方針

ゲームアプリそのものは無料でも、アプリ内課金を求めるものは数多くあります。今回のケースのようにゲームに夢中になるあまり、知らず知らずのうちに課金額が増えてしまうこともあるでしょう。
 
たとえば任天堂はこうしたトラブルをなくし、親の心配を取り除くため、「スーパーマリオラン」では一度購入さえすれば、以降は一切課金しない方針を採っています。
 
 
Source:BBC via iPhone Hacks
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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