Appleのティム・クックCEO、ホワイトハウス直属のイノベーション会議メンバー入り
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)が、米ドナルド・トランプ大統領が設置した「アメリカ・イノベーション・オフィス」のメンバーに加わることが分かりました。
ビル・ゲイツ氏、イーロン・マスク氏らが参加
ホワイトハウス直属の組織「アメリカ・イノベーション・オフィス」は、ビジネス界のトップたちの斬新なアイデアを政治に吹き込むことを目的に設置が進められています。
代表はトランプ大統領の義理の息子、ジャレッド・クッシュナー氏がつとめ、メンバーにはティム・クックCEOのほか、Microsoftの創業者ビル・ゲイツ氏、Salesforceのマーク・ベニオフCEO、Teslaのイーロン・マスクCEOら、そうそうたる面々が並びます。
米Washington Post紙は、同オフィスのメンバーは、すでに政財界のリーダーたち100名以上と面談を行っていると報じています。
クック氏、昨年12月の会合出席は「問題解決のため」
「アメリカ・イノベーション・オフィス」のベースになっているのは、昨年12月、当選から間もないトランプ大統領がクックCEOらテクノロジー業界の経営者らを集めて開催した会議の出席者です。
Appleの掲げる多様性尊重の姿勢と、トランプ大統領の主張は対極的と言えます。今年1月末、移民規制大統領令についてクックCEOは「支持しない」と明言しています。
また、昨年、トランプ大統領の主催した会合に出席したことについてクックCEOは、「叫んでいるだけでは何も変わらない」として、「傍観するのではなく、中心部へ身を投じる」ことによって問題を解決したい、と語っています。
Source:Washington Post, 9to5Mac
Photo:AppleInsider
(hato)