2019年発売のiPhoneはすべて有機ELディスプレイを搭載!?

iPhone8 コンセプト

iPhone8 コンセプト
 
今秋発売見通しの次期iPhoneは3モデル展開で、ベゼルレスでホームボタンが消失する1モデルのみが、有機EL(OLED)ディスプレイを搭載するといわれています。
 
しかしそのさらに次のモデルとなる2019年発売のiPhoneについては、すべてのモデルがOLEDを採用する模様です。韓国メディアThe Investorが報じています。

韓国FPCサプライヤー、iPhone8に向けて増産体制に

同メディアによれば、Samsung Electro-MechanicsとInterflexが、OLEDを搭載するiPhone8に向けて、フレキシブルプリント基板(FPC)の増産体制に入った模様です。
 
Samsung Electro-Mechanicsはベトナム工場に1,000億ウォン(約98億5,000万円)を投じて拡張を行っており、Interflexも製造ラインに1,000億ウォンを投資する計画とのことです。

Apple、韓国3サプライヤーと契約

AppleはOLED用のFPCサプライヤーとして、Samsung、Interflex、BHの韓国メーカー3社と契約したといわれています。
 
The Investorは、

Appleは今年はiPhone8の約40%に相当する約6,000万台にOLEDを採用し、来年はその採用率を倍増させる計画。2019年には新しいiPhoneすべてにOLEDを用いる意向。

と伝えています。ここでいう「iPhone8」とは、現行のiPhone7/7 Plusのアップデート版を含む、3モデルすべてを指していると思われます。
 
FPCサプライヤーへの発注、そして製造開始は、4月か5月になる模様です。
 
記事によれば、現時点ではSamsung Electro-Mechanicsの月産能力が約9万平方メートルともっとも低くなっています。ただし計画通り拡張すれば、以降は倍増されます。
 
Interflexは中国、ベトナム、韓国の工場を合わせると、月産能力は29万5,000平方メートルとなります。BHはベトナム工場拡張により、現在の月産能力は22万平方メートルまで引き上げられているとのことです。
 
 
Source:The Investor
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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