Google、「PixelノートPCの発売は当面ない」

Googleは、Chromebookのハイエンド版「Pixel」を、当面新たに発売する計画はないようです。
Pixelはスマホのブランド名として定着か
スペイン・バルセロナで2月27日から3月2日まで開催された、世界最大級の携帯通信関連見本市「Mobile World Congress (MWC) 2017」において、Googleが、Chromebook Pixelの新製品は当面発表する予定はないことを明らかにしました。
Chromebook Pixelは2013年に最初のバージョンが発売されて以来、2015年3月に新製品が投入されたものの、以来新モデルは追加されていません。
ただしPixelのブランド名は、昨年10月に発表されたスマートフォン「Pixel」「Pixel XL」に用いられています。
Chrome OSは成功
米メディアTechCrunchによれば、Pixelスマートフォンは成功している一方、Chromebook Pixelのほうは需要が伸び悩んでいると、Googleのハードウェア部門上級副社長であるリック・オスタロー氏が述べていたようです。
オスタロー氏は今後のGoogleブランド(Pixel含む)のノートPC計画については「現段階で述べられることはない」としたものの、Pixelブランドがスマートフォンで使用され、当面PixelノートPCの新製品は登場しないという現状を考えると、将来的にも自社ブランドでのノートPCのリリースの可能性は低そうです。
ただし誤解しないで欲しいのは、ここで述べているのはあくまでGoogleブランドのノートPCであり、Chrome OSのことではありません。オスタロー氏もChrome OSは重要なイニシアチブであり、撤退する予定はもちろんないと明言しています。
気になるPixel C、Andromedaの動向
ひとつ気になるのは、Googleが「Pixel C」として販売しているタブレットの存在です。こちらはChrome OSではなくAndroid搭載機ですが、キーボードを装着することでノートPCのように操作することができます。
またGoogleは昨年秋頃、AndroidとChromeを統合した新モバイルOS「Andromeda」を開発、2017年中にこの新OSを搭載したノートPCをリリースするのではとも言われていました。
Source:TechCrunch
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(lunatic)