セキュリティ企業、iPhone6を合法にロック解除できると宣言!

    https://pixabay.com/ja/iphone-スマート-フォン-デスク-モバイル-電話-デジタル-518101/ iPhone6 無料写真

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    Appleに代わり、FBIの依頼を受けてiPhone5sをロック解除したとされるイスラエルのCellebriteが、iPhone6/6 Plusを含むiPhoneを合法にロック解除可能になったと発表しました。

    iPhone6以前のiPhoneがすべてロック解除可能に

    日本のサン電子傘下で、イスラエルを拠点とするCellebriteのディレクターを務めるシャハー・タル氏が現地時間2月23日、同社のAdvanced Investigative Service (CAIS)によって、iPhone4s/5/5c/5s/6/6 Plusを合法的にロック解除可能になったとツイートしました。
     
    iPhone6/6 Plus以前のすべてのモデルについて、Appleのセキュリティを迂回し、暗号が解除できるとしています。
     
    同社はCAISのほか、スマートフォンから数秒でデータを抽出できるUniversal Forensic Extraction Device (UFED) Physical Analyzerといった製品も提供しています。
     

    アプリのデータも抽出可能。iPhoneのまるごとコピーサービスも

    Interceptの昨年の報告によると、CellebriteはiPhoneなどの端末をロック解除するのに1台あたり1,500ドルを請求しています。また1年を通じてロック解除や暗号化されたアプリからのデータ抽出などのサービスが受けられるサブスクリプション契約は、年間25万ドルとのことです。
     
    同社によれば、Uber、Facebook、Chromeや、出会い系アプリに保管された個人データを抽出可能であるようです。
     
    またCellebriteは同じく23日に、既存のiPhoneのすべてのデータを、別の新しいiPhoneにまるごとそっくり高速コピーするサービスの立ち上げも発表しています。

    AppleのiPhoneロック解除拒否で一躍有名に

    Cellebriteの名を一躍有名にしたのは、米カリフォルニア州サンバナディーノ郡で起きた銃乱射事件です。犯人が所有していたiPhone5cのロック解除をFBIがAppleに要請したもののAppleがこれを拒否。最終的にはFBIがハッカーに大金を支払ってロック解除したことが明らかになりましたが、このハッカーがCellebriteだったといわれています。
     
    ただしFBIもCellebriteも、同社の関与を公には認めていません。
     
     
    Source:Cyberscoop via MacRumors
    (lunatic)

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