Samsung、スマホのバッテリーサプライヤーにLGを追加〜爆発事故を受け
Samsungが、LG Chemのバッテリーを自社スマートフォンに搭載すべく、協議を進めています。
既存の2社にLGを追加
Samsungは現在、Samsung SDIと中国Amperex Technology Limited(ATL)から、スマートフォンへのバッテリー供給を受けていますが、早ければ来年下半期から、新たにLG Chemからも供給を受ける可能性があることがわかりました。
今回LGをサプライヤーに加えるべく話し合いを進めている背景には、Galaxy Note 7の爆発事故多発による生産・販売中止があります。
電子業界の関係者は18日、韓国メディア朝鮮日報に対し、「SamsungとLG化学の交渉は最終妥結には至っていないが、かなり肯定的に進んでいる。Samsungが来年下半期ごろにもLG Chemからスマートフォン用バッテリーの供給を受ける可能性が高い」と語りました。別のバッテリー業界関係者は「両社がバッテリーの供給契約を結ぶ可能性は90%以上だと聞いている」と述べています。
ライバルの製品も使う方針へ転換
新しいスマートフォンに搭載されるバッテリーは、設計、製作、テストに最低でも6ヵ月を要するため、LG製バッテリーは来年初めに発売されるGalaxy S8ではなく、下半期発売見込みのGalaxy Noteシリーズに搭載されると推測されています。
朝鮮日報によれば、Samsungはこのほどシャープから、テレビ用液晶パネルの供給中断を通知され、LG Displayにパネル供給を打診しています。
Samsungのある役員は、かつてはプライドを守るために競合するLGからの部品購入は躊躇したものの、今後は「事業に必要ならば、どこの会社の製品であっても使う」と述べたとのことです。
Source:Chosun Online
Photo:LG Chem
(lunatic)