SamsungのGalaxy S8では物理ホームボタンが消失か

 
2017年に登場予定のiPhone8（仮称）に先駆け、SamsungのGalaxy S8がベゼルフリーの全面ディスプレイになる可能性が浮上しています。もし事実であれば、主要スマートフォンベンダーが提供する製品の中では、物理的なホームボタンが外観から消失する初のスマートフォンとなります。

S8よりホームボタン廃止か

来春登場のGalaxy S8が全面ディスプレイとなり、ホームボタンが消失するのではないか、という報道は以前よりなされていましたが、今回Bloombergが匿名の情報筋から入手した情報によって、一挙に現実味を帯びてきました。
 
この情報筋の話では、仮想ホームボタンがディスプレイの下部に配され、筐体の縁を囲んでいたベゼルが消失し、OLEDの曲面ディスプレイが搭載されるとのことです。リリース時期は3月を予定していますが、Galaxy Note 7が60億ドル（約6,600億円）規模のリコール問題に発展したこともあり、万全を期すため4月に後ズレする可能性もあるそうです。
 
HMC Investment Securitiesのグレッグ・ロー氏も、「（Note 7が）これ以上ないほど炎上したことを思えば、安全だと証明するのに時間がかかるのも当然だ。どれほど安全かが分かることは、いかなるハードウェアの革新よりも重要だ」と語ります。「実際に人々が手に取るようになるには1～2カ月かかるだろう」

結局はiPhone8と似通ったデザインに？

このほかにも、Galaxy S8は3.5mmイヤホンジャックを廃止し、USB Type-C（USB-C）ポートで一括するほか、Siriの生みの親が開発したAIアシスタント「Viv」を搭載するとも言われています。
 
もっとも、iPhone8にもホームボタンが消失するという噂は出ており、結局のところ2017年のスマートフォン・シーンも各社の端末デザインは似通ったものとなりそうです。
 
 
Source：Bloomberg
(kihachi)