国内携帯スマホ出荷台数シェア、iPhoneが55.3%と圧倒的

iPhone7/7 Plus

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IDC Japanは11月30日、2016年第3四半期(7月~9月)の携帯電話とスマートフォンの日本国内出荷台数を発表しました。スマートフォン出荷台数のうち、iPhoneが389万台出荷され、55.3%のシェアを獲得しています。

出荷台数の91.7%はスマートフォン

IDC Japanによると、スマートフォンと従来型携帯電話の出荷台数合計は前年同期比1.4%増の767万台となり、5四半期にわたって続いた前年同期比割れから、わずかながら増加となりました。
 
携帯電話とスマートフォンの合計出荷台数のうち、スマートフォンの出荷台数が703万台で、スマートフォンのシェアが91.7%となっています。
 
スマートフォンの出荷台数は前年同期比18.8%増と伸びています。

スマートフォン出荷台数の55.3%占めるiPhone

スマートフォンのベンダー別シェアは、Apple(iPhone)が55.3%で過半数を占め、圧倒的トップに立っています。
 
2016 Q3 日本国内スマホ出荷台数シェア
 
2位のシャープが12.5%、3位のソニーが11.1%と続き、以下、富士通が6.9%、京セラが6.7%と続いており、世界的にシェアを伸ばす中国系ブランドはトップ5には入っていません。

AR/VRやウェアラブル、IoTの中核として重要度増すスマートフォン

国内スマートフォン市場の動向について、IDC Japanのアナリスト菅原啓氏は、市場は成熟期を迎え成長は鈍化しているものの、「ポケモンGO」に代表される拡張現実(AR)や仮想現実(VR)プラットフォーム、Apple Watchなどのウェアラブルデバイス、そしてIoT(Internet of Things)のハブとしてスマートフォンの果たす役割は拡大を続ける、と予測しています。

 
 
Source:IDC Japan
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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