運転中の事故が減るかも!米道路交通安全局が運転中のスマホ機能制限ガイドラインを策定

    Android スマートフォン 運転

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    米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、AppleやGoogleをはじめとしたスマートフォンメーカー、ソフトウェアメーカーに対して、運転中のドライバーの注意散漫に対処するためのガイドラインを独自に作成し、発表しました。ただしあくまでもメーカー側の自主性に任されており、強制力のあるものではありません。

    まずはソフトウェア対応からスタート

    このところ、日本ではポケモンGOを操作しながらの運転に非難の矛先が向いています。すでに、同ゲームアプリの運営元であるNianticは、一定以上の速度で移動中は「ポケストップ」を回すことができなくなるよう、世界中で一斉に仕様を変更するなど工夫していますが、危険運転の要因としては、この他にも運転をしながらの通話やメール、その他アプリの操作など、まだ問題は残ります。
     
    米国でもドライバーの注意緩慢による痛ましい事故は頻発しています。NHTSAはこうした状況を解決するため、独自にガイドラインを策定しました。このガイドラインには第一段階として、車が搭載したナビゲーションやインフォテイメントのシステムが、スマートフォンとデフォルトでペアリング可能にすること、運転時に使う「ドライバーモード」を追加することなどが含まれています。
     
    米国における交通事故での死亡件数に占める、運転者の不注意による事故の割合は、2014年の8.8%から2015年には10%へと上昇しており、こうした状況を少しでも改善する狙いがあるものとみられます。
     
    現状、Android AutoやCarPlayは一部車種しか対応していないので、これによる完全な解決は難しく、まずはその対象範囲を拡大していく(既存未対応車種にも拡大する)などの必要があります。
     
    またガイドラインでは第2段階として、運転に無関係な動画や画像が車載システムに表示された場合、ペアリングしているスマートフォンに自動的にロックをかけたり、テキストがスクロールする形で表示されるのを防ぐ機能の搭載も推奨されています。
     
     
    Source:NHTSA Via TechCrunch
    (クロス)

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