Apple、第3四半期に世界スマホ利益の91%を独占していた

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Appleが2016年第3四半期(7-9月期)において、世界のスマートフォン利益の91%を独占していたという、新たな調査報告書が公開されました。

世界のスマホ利益をAppleが独占

調査会社Strategy Analyticsは、同四半期の世界スマートフォン業界全体での利益は94億ドルで、その91%をAppleが獲得したと見ています。この割合は過去最高の数字です。
 
AppleのあとにHuawei、Vivo、OPPOの中国メーカーが続いていますが、その数字はいずれもわずか2%台で、Appleの91%という数字の前にはかすんでしまいます。

2位から4位は中国ベンダー

ただし首位Appleと圧倒的な差があるとはいえ、2位から4位までを中国メーカーが占めているというのは注目に値するでしょう。
 
Strategy Analyticsのエグゼクティブ・ディレクターを務めるニール・モーストン氏は「Huaweiは営業利益20億ドル、シェア2.4%で、初めてAndroid端末ベンダーのなかで利益トップとなった。効率的なサプライチェーン、洗練された製品、効果的なマーケティングが、同社の利益率を支えている」と述べています。

圧倒的な利益獲得力の高さ

今月始めに投資銀行BMO Capitalが発表した見積もりでは、Appleの利益シェアは103.6%だったので、Strategy Analyticsの数字は若干保守的といえそうです。
 

iPhoneの売上総利益が下降傾向にあるという報告もありますが、世界全体でのスマートフォン利益の90%以上を占めているという数字を見ると、Appleの製造コストを抑え、高い利益を上げる能力の高さに感服せざるを得ません。
 
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Source:Strategy Analytics via 9to5Mac
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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